ケンジ流 部下の育て方と上司の在り方と接客業と

いかに部下を自分色に染めていくか

47.中途社員

新卒は、社会経験がなく一からすべて教育が必要だが、中途はある程度前職の経験を活かして勤務にあたることができるこの差は大きい。

 

基本的な礼儀礼節マナーや、社会人としての常識を知っているから、電話応対や接客が恥ずかしがらずにこなせる。

 

私は必ず前職でどういった仕事内容を出来たのか出来なかったのか、なぜ辞めたのかなどとても細かく質問し、現状をしっかり把握してから、仕事の指示出しと教育を真剣に考えていく。

 

特に前職を辞めた理由が肝心。

どんな不満と期待の裏切りがあったのか。

自社でそれを叶えることが出来るのか、どう叶えてあげられるのか。

真剣に考える。

 

気分的なものもあるし、家庭的なものもある。

そこをしっかり受け止める。

理解してあげる。

 

人間としての本質を外れていなければ、

ほぼ更生できるはず。

 

人生のなかで、せっかく出会えたのだから、どんな人間にもまず全力で教育をすることが、人の上に立って仕事をする人間の使命だと思う。

 

それを放棄することは、上司失格。

 

しかも20代の社員は、これから会社に大きく貢献してくれる人財へと変貌を遂げやすく、

エネルギッシュに仕事に対し前向きに取り組む可能性が極めて高い。

 

これからの社会は、20代の頑張りで良くも悪くも変化する。

それに30代以降の人間が、いかに対応と教育と更生を真剣にやるか否か。

 

そう思う。