37.宅建の勉強
私はおととし取りました、宅建。
不動産会社に勤めて14年も経ったのに、いまさら取りました。
勉強へのトリガーフレーズは、
『不動産屋の店長さんは、宅建持ってなくてもなれるんですねー』
ってお客様から言われたから笑笑
さすがにこたえた。
純粋な一言が胸にグサリ。
受けたのは二回。
1回目は8月から試験の10月まで勉強して、落ちた。
2回目は5月から勉強して、ギリギリ受かった。
どうやって受かったかというと、
今までめちゃくちゃ勉強したことがない自分は、どうやったら頭に一番入るのか、その方法に模索していた。
1回目落ちたときは、馬鹿みたいに一から全部満遍なく勉強して、ただ勉強をたくさんした気でいて、薄っぺらい知識で臨み落ちた。
2回目は、宅建の先生の教材を会社から支給され、テストに出やすいポイントを集中的にやって、受かった。
もっと細分化すると、
まず宅建業法。
これは絶対に落とさない。
宅建は50点満点の試験で、
毎年20問この分野から出題される。
一番点数が取れやすい。
だから17、18点は落とせない。
一番時間を費やすべき。
次に法令上の制限。
ここも暗記力のみで取れやすい。
次に税金。
最後に一番難しい、権利関係。
抵当権だの小難しい、理解していなければ解けない問題ばかり。
民法は取れない、本当に。
自分が勉強した教材のテキストは本当に薄かった。
要点をまとめて作ったノートみたい。
聞きなれない文言はDVDと合わせて勉強した。
朝1時間早く出社して勉強、夜1.5時間残って勉強、朝と夜の通勤時間中にアプリの過去問を4000問、休みの半日勉強、
これを5月から10月までほぼ毎日。
それで、50点満点中36点で合格。
自分は本当に頭が良くないことを痛感した。
これだけやってギリギリ…。
でも効率よく勉強し、継続出来たから受かったと思う。
5月から7月まではテキストとDVDで勉強し、
8月からは過去問10年間分を10回以上繰り返し解いた。
なぜそんなに過去問をやるかというと、
問題慣れする為。
聞き慣れない言葉が羅列しているから、過去問をめちゃくちゃやって慣れる為。
本番は時間との勝負だから、過去問をめちゃくちゃやると読むスピードも上がる。
9月の段階では、過去問は全て40点以上取れるようになり、模擬試験でも38点は取れる状態だった。
それでも毎日過去問過去問。
なぜかというと、
忘れるから…。
忘れないために毎日過去問。
これが一番しんどかった…。
そして本番。
なぜか前日に熱を出した笑
多分プレッシャー。
嫁さんの看病もあり、熱は引いた。
試験1時間前、ファーストフード店で最後のチェックをしてる最中、今度は極度の緊張で体の震えが止まらなくなった。
5月から本気で勉強してきて、本試験でもし出来なく落ちたらどうしようというプレッシャーだったと思う。
変な汗が止まらぬまま、会場イン。
問題と解答用紙が配布され、20分くらい静寂のなか待たされる。
ここでやっと落ち着くことが出来た。
そして試験開始。
40点いつも取っていた時より、全然手応えが無かった。もしかしたら落ちたかも。
帰りの道中は、ほとんど記憶に無い…。
そして17時からの答え合わせ。
一気に解答が出るわけではなく、専門学校の先生方が問題を解いてチョビチョビ解答がアップされてく。
自己採点36点。
ホッとした。
そしてその数ヶ月後に合格証をゲット。
今年受けられる方々、
たくさん過去問をやってください!