45.北海道胆振東部地震
9/6 午前3時頃 私は札幌在中
ベッドで寝ていて、地震で目が覚めた。
体験したことのない揺れで、となりの嫁に覆いかぶさって揺れが収まるのを待った。
札幌は震度5強。
怖かった。
ケータイの地震アラームは、一度大きな縦揺れしたあと鳴っていたと思う。
揺れは短かった。
起き上がり電気を点けてみる。点かない。
停電だ。
ここまではハッキリ覚えてる。
その後がうる覚え。
たしかガスの元栓を閉めて、ケータイで地震のことを検索して、ケータイのライトで揺れで落ちたものがないか確認して…。
カーテンを開けると、まるでバイオハザードの世界かのような真っ暗闇。
ライトで足元を照らしながら、自家用車へ。
車のナビのテレビを見て、今回の地震の規模を確認。余震が続く。
前日台風が直撃し、まさか次の日にこんな大きな地震がくるとは。
誰も予想は出来ない。
のちに分かったのだが、
北海道全域で停電だったらしい。
信じられない…。
ひたすら夜が明けるのを、余震の恐怖とともに嫁と一緒に待った。
こんなに光が恋しいと思った事は無い。
相変わらず停電のため、電気は点かない。
車のカーナビのテレビと、radikoというネットラジオで状況を確認する。
あ、
ケータイの充電がヤバイ…。
何故毎日寝る前に充電しておかなかったのか。
しかし何とか、車のシガーソケットから充電する器具を持っていたため、ガソリンは心配だがケータイは生きてる。
ツイッターを見ていると、
自衛隊情報でこの後断水になるとのこと。
まず浴槽に水を目一杯張った。
しかし後に、これはデマだった。
よくある震災デマ。
憤りを感じる。
食料は、普段嫁さんが常に備蓄していた為、ガスコンロやパックご飯、カップ麺などはしっかりあった為、助かった。
嫁さんに本当感謝。
夜が明けたあと、コンビニに何か売っていないか確認に出かけた。
停電のため、コンビニスーパー殆どクローズ。
話題にもなった、コンビニでは唯一セイコーマートだけやっていた。
スーパーは駐車場にワゴンを出し、販売しているところもあったが、我が家はトイレットペーパーやその類は備蓄されていたので、本当に困ってる人が買うべきと考え、控えた。
それにしても、この状況下で働く人たちには、アタマが上がらない。
全員感謝していると思う。
ガソリンスタンドも殆どクローズだが、やっている店舗は2千円か3千円までの限度額を設けて給油できるところがあった。
もちろん、長蛇の列…。
私はガソリンは半分あった為、ここも控えた。
職場は電気と水道も出なかった。
当日は嫁さんや家族が心配なので、全員休みに。
幸い、電気の復旧が早めに始まり、私の家は復旧が遅かった為、二丁先の嫁さんの実家は電気の復旧が始まったため、初日は嫁さんの実家にお世話になった。
風呂も入れた。
翌日も電気の復旧はまだポツポツで、店舗もまだだった。
結局その日も全員休みにした。
電気復旧は、その日の夕方だった。
電気の大切さと、家族の絆と、職場の絆と、スーパーコンビニの定員さんの素晴らしさと、
こういった震災で改めて感じることがたくさんある。
私の周りの方々は、幸いにも怪我なく無事だが、被害に見舞われた方々には、深くお見舞い申し上げます。
今日現在は、ようやく日常を取り戻しつつあります。